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山中伸弥教授「科学はある意味芸術だと僕は思っています」友人・村上春樹の言葉から得た気づき(TOKYO FM+) - Yahoo!ニュース
comot.prelol.comライター・編集者の速水健朗がメインパーソナリティをつとめるTOKYO FMのニュース報道番組「TOKYO SLOW NEWS」。スローニュース株式会社協力のもと、ストレートニュースだけではなく、ジャーナリストが自ら足で稼いだ選りすぐりの調査報道(スローニュース)にフォーカス。独自の視点でニュースを深掘りします。6月10日(水)の放送では「山中伸弥教授と村上春樹さんの共通点」について速水健朗が山中教授にインタビュー。さらに「山中先生的村上春樹作品ベスト3」も伺いました。
◆友人・村上春樹さんからラジオネームを付けてもらった!?
速水:僕も聴いていてびっくりしたのですが、村上春樹さんのラジオ番組(5月20日放送「村上RADIO ステイホームスペシャル~明るいあしたを迎えるための音楽」)で、“AB型のイセエビ”っていうラジオネームを村上さんから与えられた、と……このラジオネーム、不本意ではないのでしょうか(笑)? 山中:いやいや、めちゃめちゃうれしいです。僕はA型なんですけど、妻がAB型だから僕の代わりに妻が横で飛び跳ねてました。僕はこれからリクエストするときは、絶対にこれでリクエストします。問題なのは誰かわかっちゃうかもしれないっていうことですね(笑)。 速水:僕も聴いていましたが、村上さんがラジオのなかでしれっとハガキを読み、その名前が山中伸弥さん……どっかで聞いたことあるな、とは感じていて、山中さんが村上さんにラジオネームを付けてくれという話……ほんとに山中さんだったっていうのでちょっと驚きましたけど(笑)。 今週、月曜・火曜と「ファクターX」を巡る山中さんのインタビューをお送りしてきました。今日もその続きで、発信することの意義や覚悟という話と、そこから村上春樹さんのラジオ番組の話は、完全につながった話です。 小説家や芸術家と科学者は、実は共通点があるのです。サイエンスはもちろん追求していく科学なわけですが、その間に仮説や推論というものがすごく大事になる。例えば想像力と科学みたいな部分、そこがどうつながるのか、みたいなところでわからない部分があるのですが、どうお考えでしょうか? 山中:本当に科学ってある意味芸術だと僕は思っていますので、まず先が読めない。だから僕たちの仕事は、朝、職場に行くときに今日1日、何が起こるかわからない仕事だと思っているのですが、それが好きな人は研究者になるべきだし、自分の1日が読めないと不安で仕方がないという人は、研究者になるとストレスになってしまうので、これはもう向き不向きがあると思います。 速水:山中さんは、朝、今日1日何が起こるかわからない状況をどういうふうに思われるタイプなんでしょうか? 山中:それがないと続かないですね。1日が読めちゃうと、「じゃあ別に僕、やらなくてもいいかな」っていう感じになってしまうので。 最初、春樹さんにお会いしたときに「小説というのは書き始めるときにこういうふうに書こうと決めて書かれてるのですか?」と聞いたら、「全然違う」って言われたんです。「自分でも書いていてわからない、書いているうちに次から次に出てくる」と。で、僕はそれを聞いたときに、「あっ! 研究と一緒だ!」と思って。 速水:そんな山中さんに村上春樹作品のベスト3を伺いましたので、ここで発表したいと思います。“順位”という形でいただいたわけではなく、3作品を挙げていただいたので、出していただいた順から発表したいと思います。 1つ目は「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」、そして2つ目が「ねじまき鳥クロニクル」、3つ目は「走ることについて語るときに僕の語ること」。3つ目に関してはエッセイ集を挙げていただいています。 僕も村上春樹さんが大好きで、ほぼ読んでいるのですが、いきなり「多崎つくる」が出てくるっていうのは意外性が高かったのではないでしょうか。この作品を好きな理由というのがちょっと意外な感じがして、主人公の恋愛の行方に関して、すごくこの先を読みたいという話でした。 僕は出た当初に読んでいるのですが、そんな恋愛の話でしたっけ? というぐらいに村上作品って読み方が違うと捉え方が違うのだと思うのですが、本当に続編を読みたい作品がお好きなのだと思いました。 「ねじまき鳥クロニクル」……こちらは作品の怖さ、ノモンハンの描写、戦争の描写―そこが非常に謎を強く打ち出した描写のところで、「なんで人は戦争するんだろう」みたいなところの不思議さ……村上作品のキーワードの1つが“不思議さ”だと思うのですが、山中さんはむしろ“怖さ”に着目したというところが非常に面白くて、怖すぎて読めないところまであった、ということでした。 そして「走ることについて語るときに僕の語ること」……こちらは山中さんご自身も長距離ランナーで、「村上さんには(長距離ランナーとして)かなわない」ってことを何度もおっしゃっています。 僕も春樹さんのマラソンへの取り組みが非常に面白いなと思うのは、走る人はみなさん共感すると思うのですが、こんなに辛いことはないんですよ。僕はたかだか10キロしか走れないようなランナーなんですけど、「辛いのになんでみんな走るのかな?」って漠然と思うんです。 同じことを村上さんも書いていて、最初の2キロは辛くても5キロ、10キロになって楽しくなるみたいな……物事をロングスパンで考えると違うものが見えてくる。人生をマラソンに例えたりしますが、走るということを突き詰めて考えていくと、山中さんは感染症対策もマラソンと例えたりされていますし、いろんなことを走ることから学ぶのだと思います。 それにしても今、みなさん本当によく走っていますよね。村上春樹さんに関しては、かつては外苑前あたりを走っているのを見かけたみたいな都市伝説をよく聞きましたけど、走ることと山中先生の共通点というのも伺うことができました。僕もインタビューすることができて、山中さんのご友人である村上春樹さんの話を非常に楽しく伺いました。 (TOKYO FM「TOKYO SLOW NEWS」6月10日(水)放送より)
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June 17, 2020 at 07:11PM
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