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九州豪雨１か月・被災地で追悼の祈り…熊本県の避難所に１４００人、生活再建が課題 - 読売新聞

　７６人が死亡し、３人が行方不明になっている九州豪雨は４日、熊本、鹿児島両県に大雨特別警報が出てから１か月となった。熊本県では約１４００人が避難所に身を寄せるほか、被災した自宅などで避難生活を送る「在宅被災者」や車中泊が少なくとも１０２５人（７月３０日時点）に上っており、生活再建が課題となっている。

　２５人が犠牲になった熊本県球磨村では４日午前９時、サイレンに合わせて黙とうをささげた。入所者１４人が亡くなった村内の特別養護老人ホーム「千寿園」では、亡くなった寺床美与子さん（８８）のめい（６４）が献花台に花を手向け、冥福（めいふく）を祈った。

　今回の豪雨は、７月４日に熊本、鹿児島両県で、６日には福岡、佐賀、長崎の３県で大雨特別警報が出た。激しい雨は７月下旬まで断続的に続き、各地で河川の氾濫や土砂災害が相次いで発生した。読売新聞のまとめでは、九州７県で住宅１万６０６３棟が被災した。

　９０００棟を超える住宅が被災した熊本県では、応急仮設住宅４２５戸の建設に着手し、３３戸の入居が始まっている。

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August 04, 2020 at 10:11AM
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