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Judul : 木祖村を「画家の村」に 滞在型アトリエ 交流の場も - 信濃毎日新聞
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木祖村を「画家の村」に 滞在型アトリエ 交流の場も - 信濃毎日新聞

　木曽町の画家岩熊力也さん（５０）らが、木祖村を「画家の村」にしようと活動を始めた。同村の薮原宿にある元旅館「藤屋」の建物を芸術家が滞在しながら創作活動する共用のアトリエとして整備し、ギャラリーも併設して住民との交流拠点にする計画。４月ごろから建物を改修するとともに、芸術家が滞在して制作活動を始める考えだ。

　藤屋の建物は木造２階建てで、１階の３部屋をアトリエとして使い、２階の４部屋は芸術家が寝泊まりする。ガレージをギャラリーとし、ウッドデッキを設けて芸術家と住民が交流する場所とする構想で、改修しながら利用する。芸術家は数カ月単位で滞在することを想定している。

　岩熊さんは、県内外の芸術家が木曽地方を訪れ、作品制作を通して地域課題に向き合う催し「木曽ペインティングス」の代表を務める。２０１７年に活動を始め、１９年は薮原宿で開催。ただ、夜は宿泊施設がある木曽町に移動したため、村民との交流が限られたという。

　「芸術家が滞在しながら制作できる場所の必要性を感じた」と岩熊さん。木祖村地域おこし協力隊員の大沢理沙さん（２３）の協力を受け、「画家の村」への活動を始めた。２５日夜に藤屋で初回の会合を開き、岩熊さんが十数人を前に活動への思いを語った。

　今年の木曽ペインティングスは６月５〜２１日に木祖村で開催。芸術家３４人が藤屋を含む１１軒で制作する。岩熊さんは「空き家を活用して芸術家が滞在できるよう、藤屋をモデルケースにしたい」と話している。

（2月27日）

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