ゆらのと徒然草429 「物語 チシマザクラ」13 2月28日更新 | ゆらのと 徒然草 - 楽天ブログ - rakuten.co.jp

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  「物語チシマザクラ」13  228日更新

 目次26 ウララがアイスランドでチシマザクラを観た

 ウララの話を5月にさかのぼる。                     

  5月中旬の昼過ぎ、カラス村のヤタ村長がカメのマンタ博士を訪ねた。

  ヤタ村長は上空から見ると、直ぐ、マンタ博士の居場所が分かった。

 「やあ、マンタ博士、久しぶりだね。どうしたんだい? なんだか元気がないね」

 「ヤタ村長、3月にはチシマザクラの事を教えてくれてありがとう。私は病気じゃないけれど、この頃、元気をなくして、毎日、ここで甲羅干しをしています」

 「そんな弱気じゃ、だめだよ。カメは1万年も生きると言うじゃないか。

 今日は嬉しい知らせがあるんだ。チョルトニン湖畔のチシマザクラが咲いたんだ。チシマザクラの好きな人魚のウララと一緒に見に来るといい。人魚のウララに知らせてくれ」

 「そうなんですか、チシマザクラが咲いたんですか? ウララは私から知らせますが、私は20キログラムもあるので。チョルトニン湖へ歩いては行けません。以前は、チョルトニン湖の水は小川となって海に注いましたが、今はセメントで地下水道を造って、勢いよく海まで流しているので、危険で行かれません」

 「無理かい? チョルトニン湖の白鳥で、バレーダンスのオデッタ先生に聞けば、いい考えがあるかも知れない。マンタ博士、諦めてはだめだ。明日の今頃、オデッタ先生を連れて来るから一緒に考えよう」

 マンタ博士は、ヤタ村長に礼を言うと、直ぐ、人魚のウララを訪ねた。

 「マンタ博士、こんにちは。今日もすてきなニュースがあるんですか?」 

 「そうなんだ。チョルトニン湖畔のチシマザクラが咲いたと、カラス村のヤタ村長が知らせてくれたんだ」

 「まあ、すてき! 私、ボーイフレンドのアンドレと、地下水道をさかのぼって行くわ。マンタ博士も一緒に行きましょうよ」

 「私は無理だと思います。明日の昼過ぎ、ヤタ村長が灯台の近くの石山に来るので、ウララちゃんも来ませんか? ヤタ村長を紹介します」

 「もちろん行きます。ヤタ村長には一度お会いしたいと、思っていました」

 その日の夜、ウララがアンドレと会ったら、千島桜を見に行きたいと、言った

 翌日の昼過ぎ、ウララとマンタ博士は石山で、ヤタ村長を待った。

 「やあ、マンタ博士、遅れてごめん。こちらがチョルトニン湖でバレーを教えているオデッタ先生だよ。お前が、日本まで、泳いでチシマザクラを見に行った人魚のウララかい? 元気がいいんだね」

 「私、ウララです。よろしく」

 白鳥のオデッタ先生が優しく話しかけた。

 「マンタ博士とウララさん、チョルトニン湖のチシマザクラは今、満開です。美しくて、アイスランドでは、ルビー(赤い宝石)桜と言われていますわ。ぜひ、観に来てください」

 オデッタ先生が誘うと、ヤタ村長が、マンタ博士に向かって言った。

 「マンタ博士、オデッタ先生と相談したんだが、人間が魚を獲る時に使う魚網があれば、白鳥たちが持ち上げて、空を飛んで行かれるそうだ。

 「魚網も持っていないし、私は重いので、白鳥が持ち上げられません」

 マンタ博士が言うと、ヤタ村長とオデッタ先生は残念そうに諦めた。

 「ウララは、どうやって来るんだい?」

 村長は心配になって。ウララに尋ねた。

 「私は地下水道をさかのぼって、泳いで行きます。ボーイフレンドのアンドレが一緒なので大丈夫です」

 「ウララは元気がいいんだな。それで、いつ来るんだい」

 「明後日の夕暮れ時です。アンドレの警備の仕事が終わってから行きます。チシマザクラはピンク色の花で、夕日に照らされると、もっと美しくなるから、それを見たいんです」

 「2人でゆっくりどうぞ。カラスは朝が早いので、その頃は、もう、寝ているよ」

 ヤタ村長は、そう言って、オデッタ先生と一緒にチョルトニン湖へ帰って行った。

 「ウララちゃんが、チョルトニン湖のチシマザクラを見たようすを聞かせてください」

 マンタ博士は、そう言って、寂しげに帰って行った。

 いよいよ、チョルトニン湖に千島桜を見に行く日だ。

 ウララはその日は遊びに行かないで、ゆっくり体を休めていた。

 アンドレは警備の仕事が終わってからウララを迎えに行くと、母親のマリーが言った。

 「今日はウララがお世話になります。よろしくお願いします」

 「僕と同じ警備をしている友達が地下水道をさかのぼって、チョルトニン湖畔に行っているので、行き方を聞いていますから大丈夫です。危険だったら戻って来ます」

マリーはアンドレの慎重さを聞いて、安心した。

  ウララとアンドレはマリーが作った力が付く夕食を食べた。

 食事後、二人は出発して、湖水が注ぐ地下水道の前に来た。

 「さあ、いよいよ、出発だ。水の抵抗がないように、僕の後を離れないように泳ぐんだ。途中、ゆるい流れの所があるそうなので、そこで、休憩しよう。上りは1時間以上かかる。 アンドレは丈夫な海草から作った帯を腰に巻いていた。ウララは長い髪を丸めて結んだ。 30分ほど泳ぐと、ゆるい流れがあったので、そこで休憩した。

 「思っていたより大変じゃないわ。この分ならい1時間はかからなわ」

 「それが、そうじゃないんだ。上流に行くと、幅も狭くなるし、激流になるんだ。

 一番大変なのは、湖水が地下水道に流れる所に、ごみや、折れた枝が入らないように、鉄の柵がしてあるんだそうだ」 

 「まあ、大変! どうやって、そこを潜り抜けるの?」

 「潜り抜けるんじゃなくて、鉄の策をよじ登って、そこから湖に飛び込むんだ」

 「怖そうね。私にできるかしら?」

 「いつも元気なウララちゃんなら大丈夫だ。僕が手伝ってやるよ」

 しばらく休憩した後、また泳いだ。激流になって、ウララはセメントに頭をぶつけてしまった。怪我はしなかったが、力が出なくなった。

 「ウララ、大丈夫か? その曲がり角で用意した帯を使おう」

ゆるい流れの所で、アンドレは腰に巻いた帯をほどいて、一方をウララを腰に巻き、片方を自分の腰に巻いた。

 「僕に寄り添うようにして泳げば水の抵抗はない。さあ、泳ぐぞ!」

 やがて、地下水道の鉄の柵の所に来た。柵に引かかっている枝が見えた。

 アンドレは帯を解いて、自分の腰に巻き付けた。

 「さあ、ウララが先に飛び越えるんだ。僕は柵の鉄棒に捕まっているから、僕の肩から湖に飛び込むんだ」

 「はい、分かりました。そうします」

 「まもなく。湖の水面に大きな音が響き渡った。ウララは飛び込みに成功した。

 その後、アンドレは柵の鉄棒を一気によじ登り、上の横棒に両手を移し替えると、逆回転して湖に飛び込んだ。アンドレも湖水の飛び込みに成功した。

 ウララは水面から、顔を出して、アンドレを見守っていた。

 ウララとアンドレは抱き合った。

 「ウララ、無事に、チョルトニン湖に来られて、よかったね」

 「アンドレの空中回転は見事だったわ。さあ、チシマザクラを見ましょう。どこに咲いているのかしら?」

 「あのピンク色の花だと思うよ。僕は、今日はウララに大事なお願いがあるんだ」

 「私もそうなの。今日はアンドレにお願いしたい事があるの」

 ウララとアンドレは寄り添って、水面に顔を出して、ゆっくり泳いだ。

 すると、チャイコフスキーの「白鳥の湖」の音楽が聞こえて来た。

 「どこかしら? 私の好きな『白鳥の湖』」

 「あっ、あそこだ。白鳥の子どもたちが『白鳥の湖』をバレーで踊っている!」

 まあ、白鳥が『白鳥の湖』を踊っているなんて、ロマンチックだわ!」

 その時、近づいて来たのが、ヤタ村長と一緒に会った、白鳥のオデッタ先生だった。

 「まあ、オデッタ先生!チョルトニン湖で、お会い出来て嬉しいわ」

 「僕はウララの友達のアンドレです。初めまして」

 「お待ちしていました。チョルトニン湖にようこそ。今日はウララさんとアンドレさんの歓迎に、私の生徒が『白鳥の湖』を踊ります。あそこのチシマザクラの木の下のベンチで、ゆっくり、見てください。私は日本へ行った時、優しい日本人から録音カセットをもらったんです。チョルトニン湖の夕焼けはヨーロッパで有名です」

 「オデッタ先生、ありがとう。私たちラッキーです」

 ウララはそう言って、二人は湖畔のベンチに座った。

 「これが、私が好きなチシマザクラよ。アントレと一緒に見られて幸せだわ!」

 湖畔の並木道に咲いている数十本のチシマザクラは夕日に照らされて、輝いていた。

 湖面を見ると、「白鳥の湖」のクライマックスで、白鳥の子どもたちが、白い羽を広げて、人間が踊るよりも上手に踊っていた。

 「アンドレ、今日は大事なお願いがあるって、何の事?」

 「僕、ずっと前から、ウララを愛しています。僕と結婚してください」

 「私も同じ事をお願しようと思っていたんです。私もずっと前からアンドレを愛していました。私と結婚してください」

 2人は同じ事を言って、抱き合って、婚約が成立した。

 ベンチの側のチシマザクラの枝がガサガサと揺れたので、見上げると、ヤタ村長だった。

 「いよーっ、ウララとアンドレの2人、婚約、おめでとう。2人のプロポーズを、チシマザクラの枝から見ていたよ」

 「まあ、ヤタ村長じゃないの! どうして、私たちが、ここに居ると分かったの?」

 「チョルトニン湖のチシマザクラが見たい時は、みんなここに来るのさ」

 「ヤタ村長は朝が早いので、夕方は早く寝るんでしょ?」

 「いつもは、そうなんだけど、今日は特別だ。ウララが無事にチョルトニン湖に着くか、心配だったんだ。  

 結婚式には、是非、おれを招待してくれないか。おれの家族が日本のカラスの歌をお祝いに歌ってやるよ」¥

 「ありがとう。よろしくお願いします」

 2人の話の邪魔になるから、おれはこれでさよならだ」

 2人はそれから、将来の夢をいろいろと、話し合った。

 バレーを踊ってくれた白鳥の子どもたちが、いなくなったのを気付かなかった。

 夕日沈かかって、冷たい風が吹いて来た。

 暗くなると、危険なので、急いで湖水の出口の地下水道の所に行くと、太い枝が鉄柵に引っかかっていたので、それをよじ登って地下水道に飛び込んだ。

 帰りは、滑り台をすべるようだったので、海に出るまで30分足らずだった。

 海に出ると、もう薄暗くなって来た。その時、突然、頭上の空にピンク色の大きな輪ができた。それは、オーロラが現れたのだ。

  ウララとアンドレは手を取り合って天空を見上げると、風と一緒に声が聞こえた。

 「ウララちゃん、婚約おめでとう。桜のように美しく生きてね」

 その声は、「春になると日本は桜が咲く」と教えてくれたウララのお婆さんの声だった。

 ウララが家に着くと、アンドレも家に入った。ウララの父親のロドリゴも帰っていた。 

「帰りが遅くなってすみません。お父さんとお母さんに報告して、お願いしたい事があります。私たち、今日、チョルトニン湖で婚約しました。ウララさんを愛し、2人で幸せな家庭を築きます。私たちを祝福してください」

 アンドレとウララは緊張して、両親にお願いした。

 「勿論だとも。婚約、おめでとう。心から祝福するよ」

 ロドリゴが言うと、マリーも嬉しそうだった。

 それから、アンドレの両親の所にウララも一緒に行った。アンドレの両親も大喜びで、祝福してくれた。

 結婚式は815日の正午から海底の花公園で、誰でも参加できる結婚式と、楽しいパーティにすることにした。          

 翌日、アンドレは警備の仕事を休んで、カメのマンタ博士に婚約の報告に行った。

 マンタ博士は、いつものように石山で甲羅干しをして、ウララを待っていた。

 「ウララちゃん、おはよう。今日はアンドレ君も一緒だね。無事にチョルトニン湖から帰れて良かったね。チョルトニン湖のチシマザクラはきれいだったそうだね」

 「はい、とてもきれいでした。マンタ博士はどうして、それを知っているんですか?」

 「さっき、カラス村のヤタ村長が来たんだよ。今、海の上を一回りして来ると、出かけたけど、すぐ戻って来るよ。今日は重大ニュースがあるかも知れない、と言っていたよ」

 「私たち、チシマザクラの報告と、お願いがあって来たんです。僕とウララは昨日、チョルトニン湖で、婚約をしました。それで、お願いがあって、来たんです。結婚式とパーティは815日の正午から海底の花公園でします。マンタ博士から僕たちの結婚式とパーティに出席してもらいたいので、お願いに来ました」

 「おめでとう。二人は優しいし、頑張り屋だから、きっと幸せになれるよ」

 マンタ博士は心から喜んで、出席を承諾してくれた。

 「私が日本に行けたのは、マンタ博士から桜の事を聞いたからです。パーティで、スピーチをお願いしたいんです」

 マンタ博士がスピーチを承諾すると、その時、ヤタ村長が戻って来た。

 「2人の重大ニュースがあっただろう? おれは知っていたが、こう言う事は2人の口から言った方がいいので、言わなかったんだ」

 「今、聞きました。2人は昨日、チョルトニン湖で婚約して、815日の正午から海底の花公園で結婚式を挙げるんだそうです」

 「何? 815日の昼から、海底の花公園?」

 「ヤタ村長にお願いがあります。私たち人魚は、海の中で、暮らしているので、結婚パーティで歌ってくれる合唱は海面にステージを用意します」

 「パーティのご馳走はそのステージで、カラスが食べられるようにしてくれ」

 「はい分かりました。そのように準備します」

 ウララが言うと、ヤタ村長は嬉しそうに帰っていった。

 

目次28 ウララの結婚式

 

 ウララとアンドレが婚約した噂はたちまち広がった。

友達の人魚や魚ばかりでなく、タコやイカやカモメもパーティに出席してくれることになった。 

ヤタ村長の計らいで、チョルトニン湖の白鳥のオデッタ先生の生徒は、空中で「白鳥の湖」を踊ってくれることになった。

 タコはコペンハーゲンの「人魚像」の所へ一緒に行った食いしん坊のドロンだ。

 ドロンはアイスランドの海の方がタコが好きな食べ物が多いので、引っ越していたのだ。イカはアンドレが海の警備の時の友達だった。 

 結婚してからの2人の新居は花公園の側の洞窟をアンドレと友達が作ってくれた。

 広くて立派ではないが、いつも窓から花公園の花が見えるようにした。

815日、いよいよ、二人の結婚式の日だ。

 正午になると、アンドレの友達がほら貝で作ったラッパの音が響き渡った。

 「パンパかパーン」

 「みな様、お待たせしました。只今より、アンドレと、ウララの結婚式を始めます」 

 司会はアンドレの友達だった。

 海底の洞窟の奥から2人は腕を組んで、しとやかに出てきた。

 ウララは母親が作った緑の海草のドレスを着ていた。

 アンドレは父親が作った、黒い海草の縄で編んだ物を腰に巻いていた。

 「最初に2人の結婚の誓いの言葉をお願いします。アンドレさんから、どうぞ」

 「私はウララと結婚して、ウララを愛します」

 ウララの誓いの言葉は名前のところだけ違って、他は同じだった。

 残念ながら、海上のカラスやカモメや白鳥たちは、海底の結婚式を見る事が出来なかった。

 人魚の結婚式は簡単で、これで終わりだ。牧師の言葉もないし、結婚記念写真もない。

 いよいよ、パーティの始まりだ。

 次々と料理が出てきた。何を食べてもいいバイキング料理だ。

 海上の鳥たちのために、料理は海上に浮いているステージに運ばれた。

 カモメやカラスは沢山食べたが、白鳥は、恥ずかしがって、あまり食べなかった。

 最初のスピーチはカメのマンタ博士だった。

 「ウララちゃんとアンドレ君、結婚おめでとう。お互いに助け合って、幸せな家庭を作ってください。ウララちゃんは去年、遠い日本まで泳いで桜を見に行って来ました。それが出来たのはアンドレ君がトレーニングをしてくれて、体を鍛えたからです。二人は頑張り屋で、優しいから、幸せになります。私のお祝いの挨拶はこれで終わりです」

 マンタ博士のスピーチは短かったが、みんな、拍手をした。

 次はカラス村の村長のスピーチだった。海底に聞こえるように大声で話した。

 「海底のみんな、聞こえるかな。おれはチョルトニン湖の近くのカラス村のヤタ村長だ。

 ウララとアンドレ、結婚おめでとう。幸せになれよ。

 みんな聞いてくれ。2人が結婚するきっかけを作ってやったのは、この、おれなんだ。チョルトニン湖のチシマザクラが、あまり、きれいなので、感動して、婚約したんだ。

 去年のクリスマスにサンタクロースが届けた日本のチシマザクラの種から3本の芽が出たが、5年も経てば、花が咲くから、見に来るといい

 じゃあ、これからおれ

の家族が日本で歌われている「七つの子」というカラスの歌を歌うから聞いてくれ。いい歌だぞ。

 「カラスなぜ鳴くの カラスは山に かわいい七つの子があるからよ「

 ウララとアンドレは海上に頭を出して聴いていたので、感激したが、海の生物たちはごちそうを食べるのに夢中になっていた。

次は白鳥の子どもたちの「白鳥の湖」のバレーダンスだ。

 パーティで食べていたみんなは、食べるのを止めて、急いで海上に首を出した。

 オデッタ先生が指揮をして、メロデイが流れると、白鳥が羽を広げて、美しく舞った。 それを見たみんなは、感動してうっとリしていた。

 次がカモメのフォークダンスだ。2羽ずつが、組んで輪になって踊った。 

 次からは人魚の出番だ。最初はウララの友だちのベリーダンスだ。「べりー」は「へそ」の事だ。七人の人魚がへそをぐるぐる回しながら踊るダンスに、みんな大笑いした。次はウララの母親の友達が踊るハワイのフラダンスだ。海底の赤い花で造ったレイを首にかけ、腰に海草の帯で作ったスカートを履いて、腰を振りながら踊るのに大拍手だった。

 人魚の踊りの最期はアンドレの友達の「サムライダンス」だった。枯れ木で木刀を作り、刀を振り回す勇壮な姿に人魚の女の子は、うっとりして、見ていた。

 イカのロケット踊りも面白かった。イカが海底から天を目指して、ロケットの発射のようにシュッーと飛び出すのだ。

 タコの「たこ八」踊りも大笑いだった。八本の足を体に巻き付けて踊るのだが、パーティでお酒を飲み過ぎて、酔っぱらって、ふらふらしていたので、みんなの笑いを誘った。

 最後はウララの独唱だった。パーティに来てくれたみんなに感謝の気持ちを込めて日本の「さくら さくら」を歌った。

 マンタ博士は日本の海にいた若い頃を思い出して、一緒に口ずさんでいた。

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February 28, 2020 at 02:36PM
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