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転勤先として「住みやすい」都道府県は? 転勤費用は3割が「手当なし」 - ITmedia
多くの会社員について回る「転勤」。最近はその在り方も見直されてきており、ビジネスパーソンの転勤に対する意識も変わってくるかもしれない。東急住宅リースと東急社宅マネジメントが2月26日に発表した「ビジネスパーソンの転勤事情に関する調査」で、家族との転居や金銭事情、転勤先の楽しみ方に対する意識が明らかになった。
調査では、転勤経験のある既婚男性と、夫の転勤に伴い引っ越しをした経験がある既婚女性に対して、転勤に対する意識などを質問した。「転勤するなら、家族も一緒に引っ越すことが望ましいと思うか」という問いに対しては、男性の62.8%が「はい」と回答。女性の場合は78.4%だった。
一方、実際に家族で引っ越しをするケースはどれくらいあるのか。男性に聞いたところ、「家族一緒に引っ越し」は35.6%、「単身赴任」は64.4%だった。家族と一緒に引っ越すことが望ましいと考える人が多い一方、実際には単身赴任する人が多数派だった。
全国展開する企業では、転勤先の地域もさまざま。全回答者に対して、これまでの転勤先について「住みやすい」「食べ物がおいしい」「美男美女が多い」と思う都道府県を聞いたところ(複数回答)、「住みやすい」と「食べ物がおいしい」で最も回答が多かったのは「北海道」だった。それぞれ70.4%、89.8%の票を集めた。2位と3位も両項目で同じとなり、2位は「福岡県」、3位は「新潟県」だった。「美男美女が多い」の1位は「福岡県」、2位は「北海道」、3位は「東京都」だった。
転勤時に「言われたくない」一言
転勤には引っ越しを中心に、さまざまな金銭的負担も生じる。男性に対して、引っ越し代や住居費用、帰省費用など、直近の転勤に伴って発生した費用を勤務先からの手当でどのくらい補えたか聞いたところ、「費用の全て」は25.6%にとどまった。一方、「手当はなかった」という回答が32.0%となり、自費など手当以外の方法で全額を賄った人も少なくなかった。
転勤が決まると、職場や地域で周囲の人に報告することが多い。そういったときに「言われたくない」と感じる言葉を自由回答形式で聞くと、転勤経験のある男性は「頑張って」が最も多かった。2位が「良かったね/いいね」、3位は「左遷だ」だった。一方、夫の転勤で引っ越したことがある女性の場合は、1位が「大変だね」。2位は「うらやましい」、3位は「ご栄転?」だった。
転勤をしたことがある人は、その経験をどう捉えているのか。男性に「転勤をしてよかったと感じること」を聞くと、「心機一転仕事を頑張れた」が33.2%で最多。次いで「仕事上の人脈が広がった」(27.4%)、「転勤先のおいしいものを食べられた」(21.4%)という回答だった。
調査は、1月21〜24日にインターネットで実施。転勤を経験した既婚男性500人と、夫の転勤に伴い一緒に引っ越しをした経験のある既婚女性500人から回答を得た。
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