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共生を求めて(4)「一緒に高校に行こう」 | 社会 - カナロコ(神奈川新聞)
「京ちゃん頑張って」
「勝ち負けなんて関係ないよ」
名古屋市立中学校の校庭で2月28日に急きょ行われた「ミニ運動会」。人工呼吸器を付けている2年生の林京香さん(14)は同級生からエールを送られた。
「台風の目」という競技が始まった。3人で棒を持って走りだし、途中2カ所の三角コーンを「台風の目」に見立ててそれぞれぐるっと1周し、スタート地点に戻ってくる。
ストレッチャーに乗る京香さんは教諭に押してもらいながら、チームの2人と一緒に息の合ったスピードで往復約100メートルを駆け抜けた。
この日で2年生は事実上終わった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、週明けの3月2日から臨時休校の措置が取られたためだ。楽しい記憶を残し、学校を後にした。
■親友
充実した日々を送る京香さんだが、学業成績はいまひとつという。それでも父の智宏さん(44)は共に学ぶ意義を強調する。「勉強も大事だけれど、子ども同士の関係性が何よりも大切。大人がお膳立てをしてもなかなかつくれない」
2月下旬、自宅に同級生の女子生徒3人が遊びに来た。自家製ピザを囲み、話が弾んだ。
その1人、友利ひよりさん(14)は小学生からの付き合いだ。小学校は各学年1クラスしかない小規模校で、一緒に登校もした。中学ではまだ同じクラスになっていない。「3年生でこそ一緒に」。2人の思いは同じだ。
言葉での意思表示が難しい京香さんが何を考えているのか。ひよりさんは、親友の本心を探るのが楽しいという。「京ちゃんの考えていることは大体分かるよ。ずっと一緒だし、お互い好き同士だからね」
先生に対する愚痴、嫌なテスト…。京香さんに語り掛ける内容は、思春期を迎えた誰もが口にするたわいのないことばかり。2人とも来年は高校受験に臨む。
「京ちゃん、高校どこ行くの? 同じ高校に一緒に行こうよ。私も京ちゃんと一緒だと安心だから」
京香さんは、何度もまばたきした。うれしい。私も一緒に高校に行きたい。でも、合格するかどうか不安─。そんな心境だった。
「勉強するしかないよね、受かるには。一緒に頑張ろう」
■将来
話題は高校卒業後に及んだ。
ひよりさんは介護職に関心がある。親が高齢になったら介護で恩返しをしたいとの思いがあるが、それだけではない。呼吸器の子や障害者が集まるキャンプに京香さんと一緒に参加し、サポートを必要とする人が多くいることを実感した。京香さんが小学校に入るまでの日々を追ったドキュメンタリー番組を見て、兵庫県で小学校から高校まで普通校に通った呼吸器利用者、平本歩さん(34)のことも知った。先駆者の一人はいま、地域で介助を受けながら1人暮らしをしているという。
「大学に行ったら、京ちゃんと部屋をシェアして一緒に住もうか。そのときは私がヘルパーの一人として介護しようかな」
共に学び、育つその先に膨らむ夢。紡がれた2人の絆は、それぞれがこれからどんな未来を歩もうとも揺らぐことはない。
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March 15, 2020 at 08:00AM
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