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Judul : 本田仁一田村市長に聞く 「里山」復活を目指す！住民と一緒に - 福島民友
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本田仁一田村市長に聞く 「里山」復活を目指す！住民と一緒に - 福島民友

　避難指示が県内で最も早く解除された田村市都路地区。２０１４（平成２６）年４月の解除から間もなく６年を迎える。本田仁一市長は「人口減に歯止めがかかっていない。中山間地の魅力をもう一度、住民と一緒につくっていく。魅力だった里山復活を目指す」と語った。

　―都路地区の住民帰還率は８９．２％（１月３１日現在）で他地域と比べて高い。復興状況をどうみるか。
　「復旧すべきところはできていて、生活に必要な環境整備は一定のめどが立ったと認識している。一方、人口の減少が止まっていない。都路で買い物に不便がないよう複合商業施設を設け、都路の産品をＰＲできる施設にもしていきたい」

　―人口減少対策には産業振興が欠かせない。
　「農業関連の企業が都路に多品種のレタスを栽培する生産工場を建設しており、雇用創出に期待している。また、震災後にクラフトビール生産を始めたホップジャパンは新年度から事業を本格化できそうと聞いている。都路にとって明るい話題になりそうだ」

　―基幹産業の農業は。
　「土地利用型の農業を目指して、ほ場整備を進めている。食用米や畜産飼料米などの生産を効率的にしていきたい」

　―描く都路の復興は。
　「都路にはかつて山菜の直売所があり、渓流釣りも盛んだった。豊かな自然に憧れ、移住してくる人もいた。自然を楽しめる暮らしが戻っていない。国の事業を活用するなどして、里山再生のために手を尽くしていきたい」

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