笠間市運営の滞在型市民農園 きょう新装オープン 短期利用も可能に - 東京新聞

08.16
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農作業の拠点となる滞在施設が軒を並べる=いずれも笠間市で

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 茨城県笠間市が運営する滞在型市民農園「笠間クラインガルテン」が二十三日、新装オープンする。一年単位で賃貸してきた滞在施設の一部を、一泊からの短期間でも使えるようにした。

 「クラインガルテン」はドイツ語で「小さな庭」の意味。都会に住む人に笠間との二地域居住を通じて農作業を楽しんでもらおうと、市が二〇〇一年に開設した。山間部の約三万八千平方メートルに、滞在施設を併設した五十の農地がある。本年度から農業ベンチャー「マイファーム」(京都市)が指定管理者を務める。

短期間の利用者向けに改装された滞在施設

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 滞在施設は、田舎暮らしを希望するシニア層に人気で満室状態が続く。今回、一部を短期間の滞在ができる「プレイガルテン」に改装したほか、収穫した野菜などを調理できる「バーベキューパーク」を新たに整備し、長期契約者以外も気軽に農作業を体験できるようにした。

 十六日、関係者向けに開かれた内覧会で、マイファームの浪越隆雅専務は「当社の理念は、自分でつくって自分で食べる『自産自消』。リニューアルで新しい風を吹き込めれば」と期待を込めた。(出来田敬司)

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