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新型コロナ下、長野県外からの観光客の減少顕著 20～22年の滞在人口分析｜信濃毎日新聞デジタル 信州・長野県のニュースサイト - 信濃毎日新聞デジタル

　新型コロナウイルスの感染が始まって以降、県内で滞在した人の流れを分析すると、近場で旅行を楽しむ人が県外客の減少分を下支えする傾向が続く。１７日に始まった行楽シーズンを県内観光業の復興の足掛かりとするには、感染対策と両にらみで県外からの誘客を図ることが欠かせない。

　滞在人口のデータは内閣府がまとめたサイト「Ｖ―ＲＥＳＡＳ（ブイ・リーサス）」から抽出。ブイ・リーサスはソフトバンク子会社「Ａｇｏｏｐ（アグープ）」によるスマートフォンの位置情報を基に算出・推計したデータを、感染拡大前の２０１９年と比較、公開している。

　「長野県の滞在人口の動向」＝グラフ＝は１９年の同じ週と比較した増減率の折れ線グラフ。今月１１日までの推移を見ると、居住市町村内で滞在する人を示す「市町村内」は１９年の水準をほぼ上回る。一方、県内居住で、居住市町村とは別の市町村に滞在することを示す「県内」と、県外に居住し、県内に滞在する人を示す「県外」は下回る。

　２１年１２月末や２２年６月後半など、感染の沈静化と、帰省や催しが重なると増えるが、県外客は基本的にコロナ前を大きく割り込んでいる。特に感染が拡大した場合の減少は顕著で、県内観光業の苦境が繰り返されている。

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