人口60人の島で島豚カレーが人気 沖縄移住した夫婦が営む飲食店:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

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 【鳩間島=竹富】4年前に鳩間島に開店した「食べ呑(の)み処(どころ)ふぁいだまやー」は人口約60人、スーパーのない離島の貴重な飲食店となっている。「毎回来るのが楽しみ」という常連客の声もある。

 人気メニューは「最強野菜のルー島豚カレー」(千円)。スパイスが効き、肉がたっぷり入っている。時に「お代わり」をする客もいるという。石垣美崎牛丼、八重山そばなど郷土料理や、かき氷などもある。時間をかけて煮込んだ自家製スープのラーメンなど限定メニューもある。

 店主兼調理人の大月望さん(48)は京都府出身。銀座の沖縄料理店で7年間修業した。鳩間島在住の友人から「鳩間で食堂をやらないか」と声をかけられ、オープン1カ月前に移住した。

 妻で滋賀県出身の麻希子さんはオープン当初の店の客だった。店主が「一目ぼれ」して口説いたのをきっかけに、今では一緒に店を切り盛りしている。

 ちょっとこわもてだが、心優しいと評判のオーナー。店名の「ふぁいだま」は八重山地方の方言で「食いしん坊」や「大食い」の意味だという。当初は夜の居酒屋だけを予定していたが、島での利用は日帰り客向けの昼食がメイン。さらに併設の素泊まり宿「寄合」の朝夕食も担当した結果、朝昼晩の3食を提供することになった(朝食は予約制)。

 定休日はないが、島の行事があるときや定期船の欠航の多い冬季は休業する。夢は「まずは石垣島、いずれは東京にも出店したい」と目を輝かせた。(沖縄タイムス)

沖縄はいま

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