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気になる、米国のめちゃアナログなスタートアップ企業「YETI」|家徳悠介 | Yusuke Katoku|note - note
comot.prelol.comみなさん、お久しぶりです。
本業の方がコロナ対策でかなり激動の時を迎えており、記事の更新が中々できずにおりました。その間、ファンの声援をスタジアムに届ける、スポヲタチアや、オンラインでファンが選手と交流できるヲタQ等のサービスを諸々試しておりました。
さて、そんな中行う久しぶりの投稿ではありますが、個人的に今気になっているのが「絶対にそんなの流行らないだろう!」と思われていたものの、強い信念と熱意で大成功したスタートアップです。
おそらく自分がコンサルのように市場分析を通じて、市場の穴を見つけてそこから成功しそうなビジネスを見つけるスタイルでなく、自分が世に必要と思うものを考えそれを届けていくスタイルが好きだから、そのような起業家や企業が好きなのかも知れません。
前置きが長くなってしまいましたが、そんな僕が今回ご紹介する大成功を果たしたスタートアップは、米国発のアウトドア専用のクーラーボックス会社、「YETI」です。
1. YETIとは?
そもそも日本にいるとYETIという会社名自体聞いたことある人は少ないのではないでしょうか?このブランド、特に米国中西部や、南部では絶大の人気を誇る、クーラーボックスの専門なのです。
気になった人の為にお答えしますが、クーラーボックスとはそうです、以下のように飲み物や食べ物を外出時にも保冷しておくために活用する、極めてアナログなアイテムです。
起業のアイデアがクーラーボックスと聞くと、然程お金になりそうな感覚は沸きませんよね?クーラーボックスなんて、50年以上も前から存在しており、然程技術革新が起きづらそうであり、逆にコモデティー化しており、値段の安さを競う争いになっているような商材なんですから。
そんな誰も見向きもしない存在だったクーラーボックスを最大10万円以上ものプレミアム商品に格上げさせ、大成功したのがYETIなのです。
補足すると、YETIは釣竿事業で成功したロジャー・セイジャーを父親にもつ、セイダー家の男兄弟2名によって96年に開始され、今では売上約1,000億円、時価総額だと4,500億円超のモンスター企業にまでなっているのです。これは日本が誇る広告界のモンスター企業である、博報堂と粗同等の価値ですので、いかにYETIが凄いかが分かるかと思います。
2. 着想
では、なんでこの平凡な商材に目をつけたセイダー兄弟は大成功を遂げることができたのでしょうか?その話をする前に、まず彼らが何故クーラーボックスを作ろう!という着想を持ったかお話しさせてください。
セイダー家は、米国南部のテキサス州、ドリフトウッドという田舎町で、釣竿の事業を営み、釣りをはじめとするアウトドアアクティビティが大好きな父ロジャーの下で育ちました。
その為、幼い頃からアウトドアに家族で出かけることが多く、キャンプに行く際等は大きなピックアップトラックの荷台にクーラーボックス一杯の飲み物を持って行ったり、帰りは釣れたフレッシュな魚をそれに入れて持ち帰っていました。
そんなセイダー一家でしたが、自分達が欲しいと思う程のスペックを満たしているクーラーボックスが無いことに気づきました。アウトドア好きであり、頻繁にハンティングや、釣りに出かけるセイダー兄弟は、より頑丈で、より冷温機能が強いクーラーボックスを求めていたのです。
また、クーラーボックスに座ったり、それに乗って釣りをすることが多かったから、その蓋をより強固なものにした方が、彼らにとって使い勝手が良いと思いました。
そして先ずは、「セイダー兄弟自身が使うように」シンプルに既存のクーラーボックスの蓋に木の板を貼り付けたのみの最初のクーラーボックスを製造しました。これによって、彼らは釣り途中でも大きなスペースを占めるクーラーボックス上に座ったり、それに乗ってより広範囲を見渡すことができたのです。
<以下最初のYETIクーラーボックス>
3. 成長
そのシンプルな着想を元に、①人が立ったり座ったりできるよう程の強固な蓋、②長時間の外出にも対応可能な保冷機能、③移動時に物にぶつかったりしても壊れない頑丈さ、の3点に絞りプロダクトを開発し、クーラボックスとしては異常な高価格ともいえる、300ドル(約3万5千円)で最初のプロダクトTundraを地元テキサス州で販売開始したのです。
<YETI Tundra>
それが、馬鹿当たりし、初期は既存のクーラーボックスに対し、セイダー家と似たペインを持っていたハードコアなアウトドアファンからの購入が相継ぎました。その勢いに乗り、Tundraをより大きくした バージョンや、より小型なバージョンなど、プロダクトを多角化するとともに、販売エリアもテキサス州から米国全土へと広げて行きました。
また、2010年代後半頃から、アウトドアファンのみを対象とするのでなく、携帯用マグカップや、水筒をも作るようになり、よりライフラインブランド化させる事で、マスの取り込みにも成功したのです。今となっては、ナイキのスニーカーがそうであるように、イケてる「ブランド」としての地位を確立しており、アウトドア活動をしない層にもそれを持っていると「格好いい」と感じさせられる事から、極めて高いプレミアム価格帯でありながら都会派のミレニアル世代内でコレクターが現れるほどになっています。
数字の方も特に2010年代に入ると勢いを増すばかりとなり、その売り上げは12年の約65億円から、7年で15倍もの売上規模に伸びたのです。
さらには18年にはNASDAQに上場まである意味ニッチ商品であるクーラーボックス一本で成し遂げたのですから、流石としか言いようがありません。。
4. 現在:
コロナが到来し、多くの小売業、コンシューマー向け商品を扱う企業は大打撃を受けていますが、YETIは違うようです。
逆にコロナにより、多くの人が都会から離れ、田舎でキャンピングや釣りなどといったアウトドア活動を楽しむようになった事からその売り上げはさらに伸び、株価も18年の上場以来最高値を記録しているのです。。
もはやカルト的なフォロワー・ファンを持つまでとなったYETI、今後どのような成長を遂げていくのか本当に楽しみです。
5. 終わりに
今回は、少しスポーツと直接関係する内容でなく、よりアントレプレナー的な視点でNOTEを執筆してみました。
このYETIの例からも学べるかと思いますが、どんなにニッチな領域であっても強い思いや、熱意があれば、何事も可能です。起業は十人十色ですし、成功する上で何が正解とか絶対にありません。
自分にもいえる事ですが、何かこのNOTEが皆さんのためになればと思います。今後も継続して、面白いスタートアップ事例も取り上げて行きたいと思いますので、こうご期待ください!
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July 28, 2020 at 12:52PM
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