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子どもの変調 目配りを 変則的夏休みで「例年以上に要注意」 - 信濃毎日新聞
comot.prelol.com新型コロナウイルス感染拡大に伴う臨時休校の余波で今年は多くの学校で短くなる夏休み。2学期は勉強や部活動が本格化し、受験などで子どもへのプレッシャーが増すとされており、心身への影響が気掛かりだ。長野市の通信制高校サポート施設で学院長を務める清水由佳さん(41)は「周りの大人は例年以上に子どもたちの様子に目を配ってほしい」と呼び掛けている。
清水さんは今月、県内各地で開かれた県立高校の地区校長会を行脚。「苦しくなったら逃げていい、休んでいい。いつでも聞くよ、という姿勢でいてほしい」と要請した。
通信制の明蓬館高校(事務局・東京)サポート施設、祥雲高等学院/明蓬館SNEC(スネック)長野を運営する清水さん。学校に行きづらいと訴える子どもたちから、ひと息つける夏休みの重要性をかねて聞かされてきた。
感染拡大により余儀なくされた臨時休校。学校教員らから「補習で土曜も登校。夏休みも減りどこまで頑張ればいいのか」といった生徒の声が休校明けに上がっていると聞き、危機感を強めた。そうした声を集め、教育関係者で共有したい、と地区校長会を回ることにした。
県スクールカウンセラーを務める長野市の女性(53)も、休校が続き変則的な夏休みを過ごすことになる子どもの様子の変化を心配する。休校中に規則正しい生活をしていても、その後不眠になったり、原因不明の腹痛になったりする子どもの相談を受けてきた。「無理して頑張ってきたことが体の不調として表れる場合がある」。授業が遅れ、教師は急ぎ足になりがちだが、「子どもに不安や疲れがあると理解した上で接してほしい」と願う。
休校明けは生徒の表情が晴れやかだった―と感じた長野市内の県立高養護教諭(60)も一抹の不安がある。「友だちと会って話すことで不安を忘れられる場合もある。夏休みに入り、こうした機会が減ることが心配」。感染収束が見えず保護者もストレスを抱えているが、「家庭では無理のない範囲で子どもが安心できる環境を心掛けてほしい」と求めている。
(7月26日)
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July 26, 2020 at 07:08AM
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