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2020SGTシーズンプレビュー|GT500クラスは例年以上に激戦となる予感 - Motorsport.com 日本
comot.prelol.com新型コロナウイルスの影響で3ヵ月遅れでの開幕となった2020シーズンのスーパーGT。感染防止対策のため前半4戦は無観客開催となるが、GT500クラスは例年以上に見どころの多いシーズンとなっている。
スーパーGTでは今シーズンからドイツ・ツーリングカー選手権との統一車両規則『Class1』に準拠したGT500車両が登場することになる。これにより、今までミッドシップレイアウトを採用していたホンダNSX-GTはFR化されたほか、共通パーツも格段に増えるというのが特徴だ。
これに合わせて日産勢はGT-Rをベースにした車両でClass1に準拠した新マシンを製作。トヨタは新たにデビューしたGR Supraで2020シーズンを戦う。
3月中旬に岡山国際サーキットで公式テストが行なわれたが、新型コロナウイルスの影響で3ヵ月ほどインターバルが出来てしまい、6月末に富士スピードウェイで2度目の公式テストが行なわれ、そこで各チームが最終調整を行なった。
FR化したNSX-GT、開幕直前まで様々なテストを敢行し開幕に備える
#100 RAYBRIG NSX-GT
Photo by: Masahide Kamio
タイム結果だけを見ると、ホンダ勢が好調のようで富士テストでは4セッションのうち3セッションでトップタイムをマーク。さらにフロントのエアロパーツ『フリックボックス』の新バージョンも導入し、さらにシーズンを通して扱いやすいマシンに仕上げていっている。それでも佐伯昌浩ラージプロジェクトリーダーは「前日の富士で2020モデル(の仕様)が出来上がった感じで、ここからがスタートという感じ。レースをしながらセットアップを煮詰めていくことになる」と語ってはいたが、岡山、富士ともに安定して上位に食い込んでいたNSX-GT勢のパフォーマンスを無視することはできない。実際にドライバーたちに話を訊いても少なからず手応えは感じている様子。開幕戦では要注目の存在になるのではないだろうか。
久々に復活のSupra、狙うは“デビューイヤーでのチャンピオン”
#37 KeePer TOM'S GR Supra
Photo by: Masahide Kamio
開幕前のテストで、ホンダ勢に肉薄する走りを見せていたのがトヨタ GR Supra勢。シーズンオフの早い段階から関係者の間では本命候補として注目を集めていたが、そのポジションは開幕前のテストを終わっても変わっていなさそうだ。ライバルが速さをみせているなかでも動揺している様子がほとんど見られなかった。ライバルたちも「GR Supraの仕上がりはかなり良い」と警戒している。さらにトヨタ勢の各ドライバーのコメントを聞いても「ライバルは同じ陣営の他チーム」と答える人が多い。これもGR Supraのレベルがかなり高いところにあることの証明なのかもしれない。
“Supra”という伝統ある名前が久しぶりにスーパーGTに帰ってきた最初の年となる。デビューウィン、デビューイヤーでのチャンピオン獲得は至上命題となっていることは間違いない。それだけに彼らが本領を発揮した時にどのようなパフォーマンスを披露するのか、目が離せない。
テストでトラブルが目立った日産勢だが、克服されれば脅威の存在になるかも?
#12 カルソニック IMPUL GT-R
Photo by: Masahide Kamio
ホンダ勢、トヨタ勢が速さを見せた一方で日産勢は開幕テストでトラブルが多発しているのが見受けられた。特に富士テストの1日目ではプロペラシャフトの破損トラブルが頻発してしまい、その影響もあってか2日目も陣営4台が揃って下位に沈む結果となってしまった。
タイム結果だけを見てしまうと厳しいシーズンスタートになるのではないかという雰囲気もあるのだが、純粋な車両のパフォーマンスが良くないかと言われるとそうではない様子。実際にトラブルなく順調に走っている時間帯では上位に食い込む速さをみせていた。3月の岡山公式テストの際にヤン・マーデンボロー(#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R)が「今年のクルマになってライバルとの差は確実に縮まったと確信している」と手応えをつかんでいた様子も非常に印象的だった。プロペラシャフトの問題が残っているのが気になる点ではあるが、これが解決されれば、もしかすると開幕戦からライバルを脅かす存在になってくるかもしれない。
これらを総合すると、例年以上に3メーカーが接近した状態の中で開幕戦を迎えることになりそう。どのマシンも導入初年度ということで“デビューウィン”や“デビューイヤーでのチャンピオン獲得”に対する想いは並々ならぬものがある。それだけに、開幕戦から激しいバトルが展開されることは間違いなさそうだ。
今シーズンは半年で全8戦をこなしていき、関係者の移動時における感染リスクを低減するために開催サーキットも富士スピードウェイ、鈴鹿サーキット、ツインリンクもてぎの3つに限定される。さらに入場できるチームスタッフも1台あたり16名までに限定されるなど、これまでとは異なる現場オペレーションも求められる変則的なシーズンとなる。その中で、GT500クラスはどのメーカー、チーム、ドライバーが栄冠を勝ち取るのか。1戦たりとも見逃すことのできない2020シーズンが、いよいよ始まろうとしている。
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July 17, 2020 at 06:04PM
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