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「帰れない」思い複雑 農業支える外国人実習生 - 大分合同新聞
手際よくネギの皮をむく外国人技能実習生。コロナ禍の影響を受けている=9日、豊後高田市呉崎
豊後高田市呉崎にある田中農園の倉庫を訪ねると、早朝に収穫したネギの出荷準備が進んでいた。
9日午前10時。ノズルから噴き出す高圧の空気を当て、泥の付いた皮ごとはじき飛ばす。間髪入れず束ねたネギは白く輝き、香ばしいにおいを漂わせる。
農業技術を学ぶために来日した外国人技能実習生たちは、日本人従業員と並んで流れるように手を動かした。手順や機械の操作を習熟するまで約半年。人手不足の農家にとって欠かせない戦力だ。
「いなければ仕事が回らない」。田中正志代表取締役(46)は積み上がるネギの箱を見つめた。
世界中に広がる新型コロナウイルスは、国境をまたいで人が行き来する外国人技能実習制度に大きな影響を及ぼしている。
県によると、県内では8カ国から来た実習生553人(昨年11月1日時点)が農業分野で働く。いずれも母国に帰れず、新たな実習生の入国もできない。コロナ禍で各国が入出国管理に神経をとがらせているためだ。
長ネギを約18ヘクタールの規模で栽培する同農園は11人の女性実習生を受け入れている。うち2人は3月末で3年の在留期間を終え、帰国する予定だった。
ベトナム人のウェン・ティ・チャンさん(33)は感染拡大に伴う国の特例で3カ月の延長が認められ、現在も作業を続けている。実家にいる夫と2人の娘、両親に早く会いたい。でも「今は故郷も危険な状態です」。思いは複雑だ。
先の見通しは立たない。感染が終息しなかった場合、再び実習期間は延長されるだろうか。仮に日本に滞在することができても、労働が認められなければ生活は厳しい――。
不安は残る。
県内屈指のネギ産地である呉崎は今、若い新規就農者が増えている。
全国的な傾向と同じように、高齢化で働き手が確保できなくなった時期もある。乗り越えられたのは「若い実習生の受け入れで活気が戻ったのが大きい」と田中さんは語る。
これから先、日本はさらにグローバル化が進んで多様な国・地域の人と交わる未来が来る、と信じている。「実習生との交流から、私も学ぶ場面が多い。早くこの状況が改善してくれれば」と願った。
※この記事は、4月16日 大分合同新聞 23ページに掲載されています。
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