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Judul : 岩手）新型コロナ意見交換会、県対応に市町村不満 - 朝日新聞社
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岩手）新型コロナ意見交換会、県対応に市町村不満 - 朝日新聞社

　新型コロナウイルスに関する岩手県と市町村との意見交換会が14日、盛岡市内で開かれた。県は対策を取らなければ流行ピーク時の県内の患者数は重症者が80人、入院患者は2500人になるという厚生労働省の試算を説明。参加した市町村長からは軽症者が滞在するホテルなどの確保状況などの質問が出たほか、地域医療の崩壊を危惧する声が上がった。

　山本正徳・宮古市長は、医師不足の地域では重症患者が複数出ると対応できないとし「PCR検査を多くの人に受けてもらい軽症で見つけることが大事」と指摘した。勝部修・一関市長は、帰国者・接触者相談センターの電話がつながりにくく、かかりつけ医や一般病院に押しかける人がいるとし、発熱外来などをもうけるよう求めた。神田謙一・住田町長は、入居者がいなくなった仮設住宅の活用も検討するよう提案した。

　感染拡大を防ぐため、達増拓也知事は県民が接客を伴う飲食店の利用を控えるよう市町村に協力を求めた。達増知事は県内に接客を伴う飲食店が約600店あると説明し「ぜひ接待を伴う飲食店で感染を広めないよう改めて強く求めたい」と呼びかけた。

　一方、市町村長からは経済対策や情報共有のあり方など県の対応に不満が相次いだ。戸羽太・陸前高田市長は「県から情報共有がほとんどない。知事のツイッターで情報を得ている」と方法を改めるよう強調した。（上地一姫）

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