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Judul : 「宿泊療養」24日にも開始 アパホテル福島駅前受け入れ200室 - 福島民友
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「宿泊療養」24日にも開始 アパホテル福島駅前受け入れ200室 - 福島民友

　内堀雅雄知事は２１日、新型コロナウイルスに感染して入院した患者のうち、無症状や軽症の患者を早ければ２４日から福島市のアパホテル福島駅前で受け入れると発表した。県がホテルを借り上げ、客室３６２室のうち２００室を患者用として使用、食事や日用品を提供して療養してもらう。県内で感染者が増加する中、症状の重い人の入院治療を優先して医療崩壊を防ぐ狙い。

　県が宿泊代や食事代を負担する。現時点で入院先からホテルに移動する人は決まっていないが、県内の感染拡大の状況や入院病床の空き具合などを踏まえ受け入れ開始時期を判断する。

　これまで通り感染が確認されれば入院し、医師が症状などから必ずしも入院の必要がないと判断した場合、ホテルに移る。医療機関の退院基準と同様、２回続けてＰＣＲ検査で陰性が確認されると宿泊療養が終わる。

　患者はシングル１部屋に１人ずつ滞在する。食事や日用品を受け取りに１階に移動する以外は自室で過ごすことになり、二次感染防止のため外出や外部の人との面会はできない。部屋には体温計などがあり、患者は１日２回、体温と血中酸素濃度を測定する。運動スペースなどはない。

　ホテルには数人の県職員が常駐。日中、看護師２人が来て電話で体温を聞き取るなど健康観察する。医師と２４時間連絡できる態勢をつくり、体調が急変した場合、電話で医師に連絡して指示を受け、救急車を呼ぶなど対応するという。

　療養で使わない残る１６２室は、日用品の置き場やスタッフが駐在する部屋として活用する。１４階建てホテルのフロアを患者とスタッフで分け、動線も設けて二次感染を防ぐ。食事は３食とも栄養士の助言を受けた業者による配膳となる。

　県内の入院病床は１１３床あり、感染者６４人のうち４６人が入院中。宿泊療養を巡っては県内２５施設から１３００室以上の応募があり、内堀知事は「２００室あれば当分は十分に対応できるが、この１棟で終わりではない。本県は広いので地域のバランスを考えた対応も検討する」と述べた。

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